2022年6月25日 アマリングとタイヤ幅の変更との微妙な関係
2022-06-25最終更新日 2022-06-25 by motokobi
新型ジクサー150(ED13N)のタイヤ交換直後のアマリングの確認をしてみました。まったり派でタンデム率の多い使用で生み出した自慢のアマリングの写真が撮れたので記念に載せてみたいと思います。
また、フロント100から120に交換しましたがアマリングだけ増えた感じになりました。タイヤ幅の変更をして何が起きたのか図で解明してみようと思います。
今回は二本立てです。
アマリングはかなりの小ネタです。タイヤ幅については少し真面目に?
今回の記事は先に記事にしたタイヤ交換のその後のことについてです。タイヤは純正 100/80-17 ですが今回はメッツラーM7RRの120/60ZR17に、リアは純正140/60R17サイズのところM7RR 150/60R17 になりました。
今回のタイヤ交換の記事はこちら。
目次
みんな大好きアマリング?
アマリングとは
バイクを倒せば倒すほど(= 危険になればなるほど)タイヤの中心から遠いところが削れていきます。タイヤの削れてない外側が輪っかのようになって、バイクの倒し込みが「甘い=アマ」ために出来るとか「余った=アマ」とかの「アマ」と「輪っか=リング」ということでアマリングというそうです。
街乗りでは超マッタリ派、タイヤを減らさないことに全力を傾ける自称家計に優しいライダーなのでどれだけ凄いアマリングが出来ているのか楽しみです。
密かに…モトジムカーナのために街中では減らしたくないだけです…氷の上を歩くようにそろりと運転しています。
ただのドケチ
すみません。
街乗りの時のアマリングはこちら
タイヤ交換して約2週間、普段使いの街中走行300km程です。アマリングはこのような感じでした。
だいたいこんな感じですね。
アマリングのその後…
ジムカーナの練習走行をするとアマリングは減ります。
ジムカーナしてもアマリングあります。
理由は後述
タイヤ幅の変更について
話題その二です。
タイヤ幅は純正がフロント100のところが120になりました。リアは 140のところが150になりました。フロントは100から120とかなりの変化です。タイヤの銘柄もツーリング系の純正タイヤからまぁまぁガッツリ目のスポーツタイヤのメッツラーM7RRになりました。さて何が変わったでしょうか?
※ ひとつお断りですが、今回は実際には純正からの変更ではありません。先に一度タイヤ交換をしていて今回は2回目の交換になります。この記事での比較は純正との比較になりますが実際に先に履いていたタイヤはメッツラーM5の110/60ZR17、150/60ZR17です。あまり関係ありませんが念のために。
タイヤサイズ(幅)とは
まずタイヤサイズが何のサイズかについて確認します。ダンロップさんやブリヂストンさんが分かりやすい図で説明してくれていますが、タイヤサイズは「断面幅」、そしてタイヤが地面に接地している部分の幅が「トレッド幅」ということですね。
タイヤサイズの幅は断面幅。実際に地面に接地している部分の幅はトレッド幅
交換後のトレッド幅の計測
120と150に交換後のトレッド幅を計測しました。ダンボールに幅 110mm と 150mm 切れ込みを入れて定規で測りました。
フロントは -10mm なので実測のトレッド幅は100mm、リアは-12mm なので実測のトレッド幅は138mm でした。
タイヤサイズ(幅)を上げたのにトレッド幅は変わらなかった
タイヤ幅の広いタイヤにしてもトレッド幅は変わってない?
同じリムに装着している影響が大きいのか、はたまたM7RRがそういう仕様のタイヤなのかは分かりませんが、計測値的にはトレッド幅は純正の100と全く同じになりました。
むむ??トレッド幅は全然変わってない?
タイヤの状態を確認すると特にフロントはアマリングが多く出ています。また、トレッド幅(幅が最大になる場所の幅)を測っている位置に定規を当てていますが、この付近は内側に引き込まれてほぼ垂直なエリアとなっていて有効な接地面としては使えないエリアになっています。
タイヤサイズ(幅)を上げたらアマリングが増えた
図解) タイヤ幅を上げた時
図にしてみました。
リム幅が同じ状態での100 -> 120 のサイズ変更でトレッド幅が変わらなかったということはこのようになっていると想像できます。
この通りであれば、少し縦に伸びて真ん中が高くなるようなプロファイルになっているかも知れません。直進性の面では悪くなるかも知れませんが倒し込みの反応は良いかも知れません。最大バンク角あたりの性能は?どうなのでしょう???
リム幅が同じだと高さが変わる方に変化が起きる(場合がある)
この図の様になった場合は、どんなにバンクさせてもタイヤの端の方は垂直に近くなっているので接地せずアマリングとして残るのことになります。
ジクサーはバンク角が少ないのでなおさらです。
プロファイルの違いについて
ジクサー150の純正タイヤはツーリングカテゴリーのタイヤですが、今回交換したタイヤはスポーツ系のタイヤです。
上の図のように、ツーリング系のタイヤのプロファイルは扁平で安定性指向、スポーツ系タイヤは倒し込みの速さとバンク時のグリップが重視されるので真ん中が高めのプロファイルになっています。ジクサー150の純正はペッタンコ、M7RRはゆで卵みたいで見た目が明らかに異なります。
写真はリアですがフロントも同じ傾向です。
タイヤの性格はプロファイルも大きな要素。ツーリング系は扁平、スポーツ系はとんがり帽子なゆで卵型
プロファイルで乗り味が全く変わる
らしいです。
まとめ
以上アマリングとタイヤサイズを拡大した時の図解についてでした。
アマリングは、使い方の問題があるので新品状態のアマリングの維持は難しいですが、次にタイヤ交換した時にはまた楽しみたいと思います。
タイヤサイズを拡大した時のことについては、リムサイズの重要性とプロファイルの違いによるタイヤの性格の違いが改めて分かったような気がします 。適正なリムサイズのリムに装着することで開発者が狙っているプロファイルとなりその時が一番性能が発揮されている状態になっているということですね。
ジクサー150はリム選べないんですけどね…
車ならホイール交換は普通なのに残念
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