2022年1月8日フロントフォーク脱着
2022-01-08最終更新日 2022-05-24 by motokobi
新型ジクサー150(ED13N)のフロントフォークの脱着をしました。特段変わった手順は無いのですが簡単に手順をまとめてみました。
フロントフォーク関連で作業をしたので手順をまとめてみます。一連の作業内容は、
- フォークオイルの交換
- スプリングアッパースペーサのカット
- プリロードの調整
- スラストベアリングの導入
です。
まずはフロントフォークの脱着手順をまとめてみます。
ジクサー150はセンタースタンドがあるので作業がしやすいです。
目次
ご注意: ブレーキの脱着作業、足回りの脱着作業が伴います。十分な作業知識のもと行う想定で流れを書いています。
手順
突き出しの確認
現在の突き出しを記録しておきます。4mmでした。
ヘッドボルトとトップボルトを緩める
ヘッドボルトを緩めてからトップボルトを緩めます。両方とも緩めるのみで抜く必要はありません。
フォークオイルの交換をする場合はヘッドボルトを緩めた後にトップボルトを22mmで緩めておきます。
先にヘッドボルトを緩めます。逆はトップボルトが緩まないのでNG。
ブレーキを外す
ブレーキホースのクランプを外してABSセンサーを外してからブレーキキャリパーを外して吊っておきます。
ここでABSセンサーの線の取り回しを確認しておきます。
フロントホイール取り外し
アクスルシャフトを緩めてジャッキでタイヤがわずかに浮く程度に上げます。上げると言ってもタイヤは地面に接地したままです。
アクスルシャフトにかかる力が無くなりスルッとアクスルシャフトが抜けるようにほんの少し上げるのがコツです。
カラーが落ちないようにタイヤを外したらアクスルシャフトを戻しておきます。
カラーが落ちやすいので注意。落とした場合は綺麗にしてグリスアップ。
タイヤを倒してシャフトが損傷する可能性もありますので取り外して保管しておくかどうかは状況に応じて。
ジャッキの調整
前が軽くなるので後が下がります。わたしは後に地球に縛るものがあるので後で縛って前に落ちないようにしています。
ジャッキをそのままにしておけばホイールを取り付ける時に位置が同じになっているのでアクスルシャフトが簡単に入ります。
固定出来るものがない場合はジャッキを上げるかジャッキの上に詰め物を置いて前に下がらないようにします。
フェンダー取り外し
取り付けボルト4個を外してフェンダーを斜めにしながら取り外します。少し曲げないと取り出せないかも知れません。
写真の向きにフェンダーを置くと傷が入ります。さらにこの後に風で飛ばされて傷だらけになりました。
フォーク取り外し
フォークが落ちないようしっかりフォークをつかんでからアンダーブラケットボルトをゆっくり緩めてフォークを取り外します。
フォークはスルッと落ちて来るので落とさないように注意
取り外し完了
ジクサーちゃん、あられもない姿になりました。
フォークの清掃
ストローク範囲は傷厳禁ですがこの部分は形さえあればOKなのでどちらでも良いのですが、汚れをフキフキしておきました。
取り付け
取り付けは逆の手順です。気をつけるのは左右を間違えないようにすることでしょうか。
ボルトのトルクは太いのは 2-3kgf-mくらいで細いのはそれなり、アクスルシャフトは6kgf-m位という感じですね。
まとめ
ブレーキパッド交換の延長くらいで意外と簡単に出来るフロントフォークの取り外しです。慣れれば5分もかからない感じです。
ABSセンサーの取り回しを見ておくこと、タイヤ取り外し後に前に落ちてこないようにすること、フォークの特にストローク範囲を傷つけないようにすることあたりがポイントでしょうか。
フォークの取り付け、ブレーキの脱着作業は確実な作業が必要ですね。
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