最終更新日 2022-03-14 by motokobi
ジムカーナをしている時のドンツキ対策としてホームセンターで買えるノブボルトを使ったアイドルアップスクリューを制作しました。
これは以前作ったキャップボルト式の改良版です。
目次
キャプボルトでは回し辛い
先に制作したキャップボルトを使用したタイプは使い勝手がイマイチでした。
アイドリングを調整出来るようにキャップボルトを使った調整スクリューを制作して使っていました。
古いものの制作記事
しかし、つまみ部分が小さいので意外と力が必要でさらに細かい調整がどうにもしづらくてイマイチな気がしてきました。
普通のノブでどうだろ
- ホームセンターですぐに購入出来るもので制作する
- つまみが小さくて回しづらかったので大きなノブボルトをつまみにした
改良版を手近にあるものでなんとか出来ないかと考えると…ホームセンターに売っていたツマミ(ノブボルト)しか思い浮かばなかったのでこのツマミに交換してみることに。
部材
使用した部材はこちら。
- (ホームセンター) M5 ノブボルト
- (ホームセンター) 8mm バネ
- (ホームセンター) M5 x 12 ワッシャー
新旧の比較
ボルトをキャップボルトからノブボルトに。動きが良くなるようにワッシャーを入れました。全長が短くなるのでバネレートが少しでも上がるようにと思って 8mm のバネに変更。
取り付け
構造的には、ノブボルトにバネを通して元のアイドルアジャストスクリューの穴にねじ込むだけの簡単なものです。
取り付けは、バネをワッシャーではさんでノブボルトに通して元のアイドルアジャストスクリューにねじ込みます。
前回と同じくバネが弱いので動いてしまいそうで少し頼りないですが、調整は格段にしやすくなりました。よほど走行中に動くような問題が起きない限りこれで行こうと思います。
ちなみに、熱が心配なところですが今のところ走行直後でも素手で触れる程度なのでしばらく様子見。
スロットルケーブル調整
スロットルケーブルの調整ば重要です。操作性が大きく変わります。
スロットルケーブルの遊びはサービスマニュアルによると 2-4mm。納車時は 4mm な感じに調整されていましたが、ジムカーナでみると遊びが多いと操作がしづらくなるのでギリギリまで詰めました。左右にハンドル切って 2mm ちょっと切るくらい。
効果は
前回制作したもので問題だった調整のしづらさが解消できた。
前回の時に書いたキャップボルトを使ったアイドリング調整スクリューは調整が微妙すぎて使いづらかったです。今回作成したノブボルトを使ったものでこの使いづらさがかなり改善しました。
この方法自体が無理矢理アイドリングを上げる感じなので調整がそもそも微妙になってしまう感じなのですが、ひとまずジクサーで可能なアイドリングアップはまずまず出来るようになった感じです。
安定するのは 4,000rpm 以上から?
安定するのが 4,000rpm あたりからで少し高すぎる
今のところ安定してアイドリングが上がるのは 4,000rpm 以上からの感じです。これより低い回転数に設定しようとするとすぐに 1,200rpm に戻ったり、少し上げると 5,000rpm 以上に行ったりしてなかなか思い通りにはなりません。ざっくり 4,000rpm くらいにして走っている感じです。
4,000rpm 位だと回転の時のリアブレーキを踏むのに結構力が必要な感じです。
コンピュータが時々狂う?
時々コンピュータが狂ってアイドリングが上がらなくなる
アイドルアップしたまま延々練習していると、アイドリングが 1,200rpm に戻ってしまうようになります。
こうなるといくら上げてもアイドルアップしなくなり、元の位置にスクリューを戻すとアイドリングが下がりすぎてエンストします。
こうなってしまうと一旦走行を止めてシートを外してヒューズボックスを開けてメインヒューズを抜く作業が必要になります。メインヒューズを抜いてやれば今のところ元の状態に戻ってまたアイドリングを上げることが出来るようになります。何本か練習したら一度アイドリングを元に戻して少しおくようにするとこの現象が出にくいような気もします。
というわけで
問題点があるにしてもアイドリングが上げられて十分機能している
結果としては微妙な表現になってしまいます。やはりコンピュータが少し邪魔している感じがして気持ちよくアイドリングアップして走れるまでには至ってない感じだからです。現状で 80点くらいでしょうか。それでもアイドリングを上げて走れるのと上げれないのとでは雲泥の差で、アイドリングが上げられて本当に良かったです。
その後
半年ほど「もう少しアイドリング低いところで安定したらなぁ」と思いつつ 4,000rpmあたりで使っていましたが、ふと 1,200rpm のノーマル状態からほんの少しだけ上げただけでドンツキは解消することを発見しました。
2,000rpmも上げないくらいの位置でアクセルを煽った時のエンジン回転数の戻りの雰囲気でドンツキが消えるポイントが判断できるところがある
この設定の方がドンツキ解消しつつ回転での押さえの難しさもなくなり運転しやすくなった感じがしています。回転中はエンストしないようにアクセルを開けておく感じになります。
これでアイドリングについての不満は無くなった感じです。