2021年11月3日マジェスティ250試乗
2021-11-03最終更新日 2021-12-20 by motokobi
普段は新型ジクサー150(ED13N)に乗っていますが、マジェスティ250に2週間ほど乗る機会がありました。
せっかくなのでジクサー150乗りから見た印象を、街乗り、タンデム、高速道路、積載能力、そして一番大事な足つきについて書いてみます。
目次
スペックの比較
あまり詳しく無いので多分なのですが、乗ったのは見た目的に 2007年式と思います。
スペックを比較すると、
マジェスティ250 | ジクサー150 | ジクサー比 | |
年式 | 2007年式 | 2021年式 | |
走行距離 | 8,500km | 3,000km | |
全長 | 2175mm | 2020 | +155mm |
全幅 | 780mm | 800 | -20mm |
全高 | 1185mm | 1035 | +150mm |
ホイールベース | 1550mm | 1335 | +215mm |
重量 | 188kg | 139kg | +49kg(+35%) |
シート高 | 700mm | 795mm | -95mm |
馬力 | 19PS/6,500rpm | 14PS/8,000rpm | +5PS/-1,500rpm(+35%) |
トルク | 2.2kgf-m/5,000rpm | 1.4kgf-m/6,000rpm | +0.8kgf-m/-1,000rpm(+57%) |
長い全長とホイールベース、それに大柄なカウルと相まって駐輪場に止めた時のボリューム感は相当なものでマジェスティ250は「でかい」と思いました。
ジクサー150とスペックを比べると、圧倒的に違うホイールベースとエンジンパワー、そしてシート高。これが乗った時の印象そのままに現れて来ます。
走行時の印象
第一印象
そもそもにスクーターに乗ったことがありませんでした。ジクサー150感覚でアクセル操作をすると全くエンジンパワーが出て来なくて何回もコケそうになりました。最初の印象は全くエンジンパワーのないどん亀でした。
しかし、乗り慣れて来るとスクーターは発進時からかなりアクセルをひねって乗るものだということが分かりました。しっかりアクセルを捻るとモリモリパワーが出てきました。60km/h まではジクサー150と比べても甲乙付け難しですが、高速道路のようにパワーが必要な場面になると圧倒的にマジェスティ250の勝ちでした。
街乗り
街中を走っている時のフィーリングはジクサー150とどちらが好みか?という違いだけで、バイクらしい走りをするジクサー150とスクーターなマジェスティー250で特別どちらがどっちということも無かった印象です。マジェスティはスクーターなので音も静かで振動も少ないのでこれはこれで良いなぁと思いました。
バンク角はジクサー150以上に全く無かったです。何もしてないのにセンタースタンドを擦ってしまって少し乗りづらかったです。
街乗りで感じたのは、ジクサー150より215mmも長いホイールベースと下の方に配置された重いエンジンによるのだと思う低重心でビックリする位の安定感でした。
また、ブレーキも非常によく効くのでその点も乗りやすい印象でした。
取り回し
取り回しはハンドルとグラブバーを持つ形でしかしないので、この方法の場合になりますが、ジクサー150と比べるとグラブバーのつかむ位置が低いことと、ハンドルが沢山切れることで気を遣いながらの取り回しになる印象でした。
タンデム
タンデムは足つきが良いこともあって乗り降りが簡単に出来ました。走っていても「街乗り」で書いた安定感で安心して乗れました。タンデムシートもなんとか頑張って付けましたという感じではなく、タンデムしやすいように考えられて作られた感じで後ろも座りやすい感じでした。ただ、トランク容量を大きくする為にちょっと幅広過ぎる感じではありましたが、それを差し引いてもジクサー150よりは着座位置も低いのでタンデムに向いている感じです。
高速道路
ジクサー150も高速道路で 80km/h で走る分には不足は無いですが、100km/h で走ろうと思うとかなりエンジンの最高回転数に近づいてバイク的に余裕が無い感じになります。マジェスティ250は100km/h 巡行でもそつなく走れているという感じでした。
単純に排気量差分マジェスティ250に余裕があり、カウルの効果もあって高速道路走行はマジェスティの圧勝ですね。
余談
たわいないことですが、マジェスティ250に乗っているとヤエーしてもらえないし自分からすることも控えてしまいます。秋の土日にツーリングに向かっている方たちとすれ違うとものすごい残念な気持ちになります。
積載能力
こういうビッグスクーターの売り文句の一つの積載能力ですが、マジェスティ250はおそらく国内最大クラスの60L位トランク容量があるようでかなり便利でした。ヘルメット2個に上着にプロテクターもそのままトランクに放り込むことが出来ました。普通の買い物では荷物がそのままトランクに入りました。ただ、トランクがエンジンのすぐ近くになるので結構熱くなります。シュークリームや生鮮食料品などを入れる時は長くは入れられないなぁという感じがしました。
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イマドキ2021年のスクーターのトランク容量についてはこちらもどうぞ。
足つき
シートの幅がかなりあるので両足をつこうとするとシート高のスペックに期待してたのとは裏腹に実際またがって見ると両足のつま先がギリギリ付くかなという感じになります。しかし、ジクサー150より低重心なので安心感がかなりあります。免許取りたての初めてのバイクでもすぐに足付きには慣れそうな感じがします。
普段は片足付きなので、片足付きではカカトまでは付きませんがお尻を簡単にずらすことが出来ることもあり足付き良いバイクという感じがします。
まとめ
以上がビッグスクーターの土俵である実用性のところでマジェスティ250とジクサー150とを比べた印象でした。
カタログスペック上の全幅はジクサー150の方が大きいですが、実際にカウルがついてる部分のボリュームはマジェスティ250の方がかなり大柄なので置き場所も少し気になる感じでした。
また、取り回しがジクサー150と比べてつかむ位置が低いことと、ハンドルが沢山切れることで気を遣いながらの取り回しになるのが少しマイナスポイントでした。
そうは言っても、それ以外に気になるところは無くて実用バイクとしてみると、乗りやすさ、パワー、街乗り、タンデム、積載性、高速道路と全てにおいて非常に良いバイクという印象でした。
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